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ホテルワンダーボックス

旅籠談/著
加藤さやか/装画
定価 444円(税込み)
 
 

◆ストーリー
ホテルの裏側、それは「お客様」には明かされない未知の世界。社員食堂で提供される謎の食材。費用を垂れ流しながら拡散を続ける過剰な宣伝広告。保健所からきた女が口にする不自然な要求。ホテルワンダーボックスのトラブルメーカー三名は知らず知らずのうちにホテルの闇に引きずり込まれていく。
 
<社員食堂の怪しい食材>「第一章:贖罪」
営業企画部の目抜は、料理人の棚橋から食材に不審な点があると相談を受け調査を開始する。自身が企画を担当するデザートビュッフェで失態を犯した目抜は、廃棄される料理の前で不穏な言葉をかけられる。
<拡散しつづける誤発注広告>「第二章:致死量の露出」
購買部の西坂は、広告を誤発注したまま失踪した元交際相手の捜索を命じられる。居場所を特定したはずの西坂だが、ありえない目撃情報が寄せられ、不都合な事象と対峙することに。
抜き打ち視察の真の目的>「第三章:保健所から来た女」
施設管理部の遠山は、アポ無しで現れた保健所職員の対応を任される。通報があったと語る保健所職員は、様子のおかしい従業員を探している模様。リネン室で情報収集をする遠山は、意外な人物の奇行を耳にする。


◆著者プロフィール
旅籠談(はたごだん)
1982年生まれ。宮城県塩竃市出身。東京都在住。元ラグジュアリーホテル支配人。ホテル業界で20年間勤務。開業から運営まで、ホテル業の数多くの現場を経験。